2020年11月29日に放送されたEテレの『日曜美術館』「アイヌ文様の秘密 カムイの里を行く」を観ました。(再放送が明日あります)
話が変わります。瞑想には色々なやり方があります。いくつか例をあげると、座って呼吸を観察する瞑想、歩く瞑想、ロウソクの炎を観る瞑想など他にもいくつもあります。ここでは「瞑想とは自己の意識の深い部分に触れる(自己の意識の深い部分を感じる)ことである」と定義しておきます。そして僕の考えでは写経は「書く瞑想」です。
アイヌでは「儀式の時にお祈りをする時に使う道具である(イク)パスイに文様を彫る」のですが、僕の考えではこれは「彫る瞑想」です。
また「アイヌの女性たちはオヒョウ(植物)の皮から糸を紡ぎ、アットゥㇱを織り上げ、その上にカムイの世界を伝えるアイヌ紋様の刺繡を施していきました」と番組で説明がありました。僕の考えでは、これは「織る瞑想」「縫う瞑想」です。
番組を観てアイヌ文化の奥の深さを感じました。明治の同化政策によりアイヌ文化の炎は消えかかっていますが、何とか消さないでいただきたい。和人はもっとアイヌ文化を敬ってほしいですね。
お金や知識の量に比例する幸せもありますが、それらと比例しない幸せも確かにあります。
※2020年12月6日に一部記述を修正しました。