映画を観てわかること

 『風と共に去りぬ』(監督ヴィクター・フレミング)はアメリカで1939年に公開されました。日本が真珠湾攻撃をして開戦したアメリカとの戦争は1941年から1945年まで続き、日本が負けました。日本では『風と共に去りぬ』が公開されたのは1952年です。それを観た日本人の中には「こんな映画をつくる国には戦争しても勝てない」と思った人がいた、という話を聞いたことがあります。

 先週『金曜ロードショー』で韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』(監督ポン・ジュノ)が放送されたのを観ました。

 もし今、朝鮮戦争が再び始まり、韓国側が勝利した後、北朝鮮人が『パラサイト 半地下の家族』を観たら、「こんな映画をつくる国には戦争しても勝てない」と思うと思います。