永遠のG

 『ゴジラ-1.0』は零戦です。

 どういうことかといいますと、零戦は登場してから、しばらくは世界最強の戦闘機でした。

 山崎貴監督の『ゴジラ-1.0』は現在、世界最高峰の娯楽映画です。そういう意味で『ゴジラ-1.0』を零戦にたとえました。

 日本は真珠湾攻撃を行い零戦が使われました。アメリカは広島と長崎原爆を落としましたアメリカと日本は第二次世界大戦中、血みどろの殺し合いをしました。ですが現在ではアメリカと日本は文化的にも友好を深めています。『ゴジラ-1.0』がアメリカで上映されたら、多くのアメリカ人に楽しんでもらえることでしょう。映画の中のゴジラ零戦と異なり、映画作品としてのゴジラ-1.0』はアメリカと日本との友好と平和の象徴なのです。

 現在、世界中で武力衝突による殺し合いが起こっていますが、アメリカと日本でさえ友好を深めることができたのですから、他の国や集団にそれができないとは思えません。

 やがて争いが無くなり、戦死した飛行機乗り達が大空を自由に飛びまわれますように。