成長するラジオ

 ラジオ番組『問わず語りの神田伯山』聞き続けています。先週の放送では、ラジオを聴いている方から伯山さんが番組でおっしゃる「悪口」についてのメールが紹介されていました。

 2020年6月26日の番組の放送後の「 伯山とトナミD、番組の方向性をめぐって激突~Dから伯山への長い手紙」の内容は、番組のディレクターの戸波さんが「悪口がひどくて編集が大変なんじゃ!勘弁してくれいっ」といった主旨でした。

 その手紙を聞いた時は、そこまで悪口ひどいかな?と思いました。

 それから数年たった今年の初め頃、久しぶりに2018年頃の『問わず語りの神田伯山(当時は神田松之丞)』を聞くと、けっこう悪口がえぐい!戸波さんがあんな手紙を書く理由がやっとわかりました。

 2018年ごろの伯山さん(当時は松之丞さん)の話し方は人を小ばかにしたような口調で、悪口も傷にわさびを塗りつけるようなものでした。ですが現在の悪口は傷に軟膏をぬって絆創膏をはるようなものになっています。(無毒になると面白くなくなるので、ほどほどの悪口を続けていただきたい。)

 伯山さんも、子育てをされたり、3人のお弟子さんを育てられたりして、わが身について向き合う機会も増え、成長されたのでしょう。

 僕なんかでも、子育てをしていて、こちらの方が育ててもらっているなという事が多々あります。人を育てるという事は自分自身を育てることなんだなと、つくづく実感します。

 僕自身も『問わず語りの神田伯山』を聞きながら、自分はどうなんだろうと考え、学び、成長させてもらっています。

 番組の最初に「ラジオの友は真の友」といつもおっしゃていますが、まったくですね。