チコちゃんに褒めらる

 NHKより『チコちゃんに叱られる!』で岡村隆史の出演の継続の伝達があったようです。(女性の不幸を喜ぶような発言をした件に対して)

 よく考えてみれば、NHKの判断は妥当だと思います。犯罪を犯したわけではありません。しっかり謝罪されました。常識ぎりぎりのところに面白さ、美、真実、感動がある場合もあります。常識は常に変わるので、常識を超える場合もたまにはあると思います。もし、岡村さんが『チコちゃんに叱られる!』を首になるようでしたらテレビにテレビやラジオに出演する芸人さんたちが委縮してして、面白さ、美、真実の表現がしにくくなる可能性があります。

 もちろん何を言っても謝罪すればいいというわけではありません。「表現の自由」という言葉の中には自分の言動に責任を持つという意味が含まれています。ここでいう責任とは、罰を受けるとかではなく、自分の言動が社会に与えた影響を考え、他者の意見を聞きながら自分の言動を修正してゆくということだと僕は考えます。

 今回の件で言えば、今後岡村さんのラジオ番組に性別による格差を無くす運動をされている方に来てもらったり、岡村さんの番組に出演する女性芸人さんや女性のタレントさんをしっかり助けたり(今までもされてますが)、NHKに性別の格差をなくすための啓発番組を制作してもらうようお願いしたりと、できることはたくさんあります。そうすればチコちゃんも褒めてくれることでしょう。

 ですが僕としては、ドランクドラゴンの塚っちゃんがレギュラーの『チコちゃんに叱られる!』を観たい所ではあります。

 

 ※2020年5月20日に内容を変えました。