ゲスの花道

 先日僕は、過去のラジオで放送された『問わず語りの神田伯山』を聞くために、スマホアプリの「ラジオクラウド」をスマホに入れました。

 2020年4月24日の『問わず語りの神田伯山』のラジオの放送で、伯山さんが「中学二年のEDになる前フル勃起してたんだけど、風呂に入ってエロいこと考えてなくて30分ずーとおんなじ硬さで立ちっぱなしだったことがある」と話したことに対して、次の回に聴取者からメールで「息子の息子がしょっちゅうビンビンで特にお風呂に入るとビンビンで大丈夫なのかなと心配していたが、伯山さんのラジオを聞いて安心した。そんなもんなんですね。」とあったそうです。(「」内は要約しています)

 伯山さんの日本刀のように叩き上げられた、鋭い切れ味の話術を使ってのチンチンフル勃起の話。チンチンフル勃起の話も伯山さんがすると、高尚な話のように感じなくもありません。チンチンフル勃起があってこその人類の繁栄です。いや~『問わず語りの神田伯山』は性に悩んでいる男子中学生必聴のためになるラジオ番組です!

 以前このブログで伯山さんのことを、「天才講談師の肩書がなければただのゲス野郎です」と書きましたが、ラジオを聞き、間違いであることに気づきました。ただのゲス野郎ではなく、とても面白いゲス野郎です。

 マラソンでたとえますと、岡村隆史はテレビに出演する芸人さん達の中で長年にわたり先頭集団の中で走り続けてきました。そんな岡村さんには凶を吉に変える力があると思います。ですが、あのようなことがあったので、しばらくはゲスの道から離れることになるでしょう。

 今の時代、ラジオやテレビで活躍する方がゲスの道を歩み続け、表現していくには、繊細さ、思いやり、社会情勢を読み取る力などを加味したバランス感覚が必要なんですね。伯山さんはバランス感覚を持ち続け、ラジオの世界のゲスの花道の真ん中を、大見得を切って歩み続けていただきたい。

 ※2020年5月20日に内容を変えました。