『M-1グランプリ』の審査員の性別について

  昨年の『M-1グランプリ』は、令和ロマンが優勝し、ヤーレンズが準優勝しました。決勝では、令和ロマンに4票、ヤーレンズに3票が投じられました。ヤーレンズに票を投じた審査員のうち2名は女性でした。7名の審査員のうち女性は2名でした。つまり、女性審査員全員がヤーレンズに投票したことになります。

 令和ロマンの優勝は素晴らしいものであり、その優勝に異議を唱えるつもりは全くありません。令和ロマンはめちゃめちゃ面白いです。しかし、もし審査員に女性が4名いたとしたら、優勝者が変わっていたことも考えられます。

 おもしろい男性はモテますが、おもしろい女性がモテるとは限りません。そういった要因もあり、現在、女性芸人より男性芸人の方がかなり多く、その結果、審査員も男性の方が選ばれやすいのかもしれません。

 しかし、視聴者の約半数は女性です。視聴者の立場からすると、審査員7名のうち3~4名を女性にした方が、より納得できる優勝者が選ばれると思います。

 昨年の審査方式(7名の審査員で、初めは採点方式で、決勝はおもしろいと感じた人を選ぶ)を継続するのであれば、隔年で女性審査員と男性審査員の比率を変更することを提案します。そうすることで、より多くの視聴者に受け入れられ、長寿番組となる可能性を高められると考えられます。

 僕が審査員に推す女性は、山田邦子海原ともこくわばたりえ野々村友紀子西川ヘレンです。