侮辱はいけませんが・・・

 「M-1グランプリ2019」 が12月22日に行われます。

 M-1の見どころは、もちろん漫才ですが。そのほかにも審査員がどんな審査をするかも見どころの一つです。昨年あのような事があったにも関わらず、上沼さんが審査員として出演してくださるのは、僕としてはうれしい限りです。昨年、上沼さんは審査員の中で視聴者から見て一番右に座っていらっしゃいました。以前この大会の開催を提案した紳助さんが座っていた席です。

 仮にダウンタウンがお二人とも女性だったとして、男性である今のダウンタウンと同程度の笑いを生み出せるかというと、疑問です。なぜなら女性だからです。ダウンタウンは、松ちゃんがボケて浜ちゃんが突っ込むというスタイルですが、突っ込む時、ボケた松ちゃんの頭を浜ちゃんがしばき笑いが生まれます。女性ダウンタウン(仮定)が同じように女性浜ちゃんが女性松ちゃんをバシバシしばくと、どうしても見ているほうは「かわいそう」という感情が生まれ、笑いが少なくなります。

 笑いは緊張と緩和ですが、横山やすし浜田雅功、大悟さんであれば、ちょっと眉間に皺を寄せるだけで、場に緊張を与えることができます。女性は乳首綱引きもできません。やっても笑えません。今年のM-1の決勝に出場が決定している方々の中に女性は0人です。お笑いの世界で女性は不利なのです。

 ですので、紳助さんが座っていた席に、女性である上沼さんが座っているということは凄いことであり、現在の地位を確立するまでに、大変な苦労がおありだったと思います。

 昨年、とろサーモンの久保田さんとスーパーマラドーナの武智さんが上沼さんのM-1の審査をめぐって、上沼さんに対して暴言を吐き侮辱しました。胸糞悪かったことでしょう。今でも思い出したくもない出来事だったかもしれませんが、上沼さんには、どうかこの二人を許してあげてほしいのです。社会的制裁は十分受けたと思います。

 上沼さんの鋭い突っ込みで、芸人さんは「おいしい」と感じるかもしれませんが、芸人でない方は、上沼さんの突っ込みに対して傷ついたと感じることがあると思います。上沼さんご自身もそれでご自分を部分を責める所があるかと思います。ですが、鋭い突っ込みを捨てれば「上沼恵美子」でなくなります。もし、上沼さんが久保田さんと武智さんをお許しになれば、上沼さんもご自身を許すことができると思います。

 それに、上沼さんの番組に久保田さんと武智さんを呼んで、その場で謝罪してもらって、それを受け入れれば上沼さんの番組の視聴率が上がります。同時に女も上げていただきたい。