『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』の審査方法の問題点

jisin.jp 上記の記事からの引用です。

「採点形式ではなく、対戦する2組のどちらか一方に票を投じるような審査方法にすると、自分の中では微妙な差だったと思っていても、必ずどちらかを選ばなければいけないですよね。すると、本当は接戦だったとしても、最終結果だけを見ると片方にばかり票が集まっていて、一方的な戦いだったというふうに見られたりする可能性があります。

一方、個々人が1〜3点の3点満点で採点すると、大きな差は生まれにくいし、ほとんど差がないと思ったら同点にしてもいい。すると、最終的な結果が実態を反映したものになりやすく、負けた方も健闘していたということがわかりやすくなります。この審査方法にしたのはそういうところまで考えられていたと思います。

 これまでも『爆笑オンエアバトル』(NHK)など一般人が審査する大会はありましたが、観客審査に特有の欠点が指摘されることもありました。『THE SECOND』は、全員が納得できる公平な観客審査のシステムを作っていたと思います」

 とありますが、僕は第一回大会の審査方法だと問題点があると思っています。

 100人の一般人が審査するのですが、仮にそのうち70名が対戦す2組とも3点をいれ20名が2組とも2点を入れたとします。そして残り10名が2組に違う点を入れたとします。そうすると、実質10名が勝敗を決めることになります。

 山田邦子が『M-1グランプリ』で少々おかしな点数をつけても、山田さんの実績と経験が受け入れさせます。ですが、少数派(場合によっては実質10名以下)のお笑いの素人の方々が勝敗を決めるのはどうも受け入れがたいものがあります。

 確かに

対戦する2組のどちらか一方に票を投じるような審査方法にすると、自分の中では微妙な差だったと思っていても、必ずどちらかを選ばなければいけないですよね。すると、本当は接戦だったとしても、最終結果だけを見ると片方にばかり票が集まっていて、一方的な戦いだったというふうに見られたりする可能性があります。

 その通りです。

 ですが、『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』に参加するのは強制でも義務でもありません。傷つくのが嫌なら参加しなければいいのです。もし大差ついた場合は松本アンバサダーがうまく励ましてくださることでしょう。

 ですので僕は対戦する2組のどちらか一方に票を投じた方が、反民主的ではないと思います。そうした場合審査員の数は奇数の99人にした方が良いと思います。

 もしくは、100人のままで50対50人になった時は松本アンバサダーが決めると番組に新たな見せ場が生まれます。ただ松本さんの負担が大きすぎるし、中田敦彦が黙ってないような気がするので、やっぱり99人がいいと思います。