クソまみれでもいいんだ
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そんなものはスマホごとぶち壊す
きみが誕生日にくれたスニーカーを箱からだそう
油層
液層
分泌型ルチン
ぼくが知りたいのは涙の成分なんかじゃない
手をつなごう
食事の時もスマホをいじっていたきみ
蟹鍋の時はスマホをいじらず
ハムスターみたいにほっぺをふくらませて
何度も「おいしいね」って
人に迷惑ばかりかけてきたぼくは
どうせろくな死に方はしないだろう
たとえぼくが便器に倒れこんで
そのままクソまみれで死んでいくとしても
あの日きみがぼくに流してくれた涙
最後にその記憶だけあればいいんだ
その記憶を握りしめていたいんだ