こだわる理由

 穀雨の中スーパーカブのエンジン音

 穀物の成長を助ける穀雨と、配達や通勤で経済を支えてきたスーパーカブは共に人間を育んできました。相性はよいと思います。

 以前『麻雀飛翔伝 哭きの竜』(能條 純一著)が好きでよく読んでいました。竜はアガるとき必ずポンやチーなどの鳴きを入れてから手配をそろえアガります。麻雀で鳴くと自分の手を敵に読まれやすくなり、現実には超能力者でもない限り、いつもそこにこだわっていたのでは勝てません。マンガの中のマンガですが、竜はカッコいいんですよね。

 敵のいる勝負の世界では変なこだわりをしていたら勝てません。ですが、俳句や短歌には基本勝敗はないので、『麻雀飛翔伝 哭きの竜』に影響を受けて僕は雨や雪などにこだわった俳句や短歌をつくっています。いつか俳句が光って見えるはずです。